企業理念

大倉陶園は1919年に大倉孫兵衛・和親父子により創立いたしました。
以来、『良きが上にも良きものを』という創立の理念に沿い、一貫して美術的価値の高い硬質磁器を作り続けて参りました。

『色の白さ・磁器質の硬さ・肌の滑らかさ』を追求し続け、その作品は日本の文化と伝統に裏付けられた高級美術食器として、皇室をはじめ日本国迎賓館や一流ホテルなど各方面でご愛顧いただいております。伝統の技術を守るだけでなく、創立者のものづくりの心を引き継ぎ、新たなる挑戦を常に試みております。

大倉孫兵衛(1843-1921)
大倉和親(1875-1955)

美術陶器工場

是は利益を期して工場を起す事出來ず。寧ろ道樂仕事につき一人の獨業として他に迷惑を掛けぬ趣向でなければ思ふ様な道樂は出來ぬ。依て他に關係なく獨立にて作るを良とするものなり。全く商賣以外の道樂仕事として、良きが上にも良き物を作りて、英國の骨粉燒、佛國の「セーブル」、伊國の「ジノリー」以上の物を作り出し度し。利益を思ふてはとても此事は出來ぬ故、全く大倉の道樂として此上なき美術品を作り度し。既に蒲田に一萬三千坪許りの地を買入れたるにつき、此地に工場と共に別莊の如き見本場を作り、花壇も作り、工場からして美術の工合に作り度き事、此事は萬事和親に任せ、日野氏茲に来つて圖案設計を始める。

大正七年七月十八日 大倉孫兵衛 手記 時年七十六

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